ハレとケの日

昨今、少しずつ曖昧に形を変える梅雨の季節。台風も相俟って、もはや何事かと目まぐるしくこの時期をむかえております。とはいえ、、、この度も お祝いの式が目出度く執り行われました。日本の四季も暦通りでなくなった今、ローマ伝説のジューンブライドという肖(あやかり)りも少なくなったように感じます。日本の結婚式の風土としましては、雨が多い時期となりますので、藍ぞののような神社仏閣婚礼では、元々避けられる時期でもあります。

柳田國男の民族学に、、、 ” 時間論 ” 日本人のもつ伝統的な世界観を表現している言葉に、ハレとケという言葉があります。厳密には、 ハレとケとケガレの生活サークルのこと。結婚式や七五三、結婚記念日などの祝いのスタイルを非日常=”ハレ”。
家事や仕事に 学校。日々の食事や団らん。繰り返される生活リズムを 日常=” ケ(気)
日常には、特別な変化はありませんが、心穏やかに過ごす時間のリズムが整う平穏が幸福と言えます。しかし、平穏な日々に、対応できない出来事や忙しい時間に追われると心や体が元気でない状態となります。 これを⇒ケガレといいます。日常に非日常というスパイスでメリハリをつける事でケガレを浄化するのだというのが柳田國男の世界観。 ※非日常ハレとは 冠婚葬祭や記念日、式やお祝いなどのセレモニー。

人間は、平穏だけでも大変だけでも心身が敏感に動く生き物です。日常をケというのはナゼ?正直、難しくて答えは定まりませんが、源氏物語の夕顔に、「恐ろしき気も おぼえず・・・・」という言葉があります。ここでは、 恐ろしい気配も感じられず・・・・。心の動き、目に見えない雰囲気。つまり、見えない気配・気持ちのこと。ありがたいもの、大切なものは見えないと言いますから日々の平穏や当たり前を退屈だな・・・。面白いことないかな・・・。そんな事が頭によぎったなら、ケのありがたさを感じる事が出来るかもしれません☆
非日常をご提供している私たちも、そんな方々の背景を感じ取れる人でありたいと思っています☆

