阿波の花嫁☆藍染めの願い
徳島の近代化に大きく礎を築いてきた一つに
藍染めがあります。
全国各地で藍染め文化はありました。
日本でも藍色を用いた時代だが長かったそうです。
明治初期に日本に来ていた外国人も、多くの日本人が
藍色の衣裳を着ていることに驚いたことから
『ジャパンブルー」という言葉を残しています。
今では少なくなったかもしれませんが
学生服やスーツなど藍色(紺色)が定番になっていたのも
その名残なのでしょうか?
中国・日本にも伝わる薬学書に藍の利用法・効果・効能が
事細かく記されています。
藍で染めると布が丈夫になる、防虫効果、防臭にも優れて
いたので、昔の未婚女性の単衣・袴の濃色は藍を用いたそうです。
娘が丈夫に育ってほしいという願いが込められていました。
京都で十二単を縫っている先生から教えて頂きました。
阿波の花嫁・・・。
藍ぞのでは、大切に育てられた娘に花嫁の父母の思いを込めて
阿波藍で作られた懐剣・はこせこ・お扇子でご両親の思いを
届けさせていただいています。
本手描き友禅の白無垢に
そっと添えられる阿波藍が
とても鮮やかに凛とした花嫁をつくりあげます!
いつの時代も、娘を思う両親の気持ちは変わらないものですね。