アンティ―ク花嫁衣裳

アンティ―ク花嫁衣裳

現代では、キモノでも現代柄といいますか、
目を引くような個性的な柄をよく見るように
なりました。

ヨークシャテリアの可愛い小型犬が
裾に一匹!もちろん絵です・・・。

蔦の中にいくつものイチゴが散らばった
可愛らしいタッチの模様など・・・。

昔の人は、これらの模様に思いを込め
文様として分類されてきました。

これで言うと・・・ヨークシャテリア模様の
着物は、動物文様。
イチゴ模様は、植物文様。

・・・・になるのでしょうか?

さらに、それらが縁起の良いものとして何か意味が
あるならば、吉祥文様とされ縁起の良い日に着る
着物の文様として現代版吉祥文様(動物・植物)で
分類定着されるのでしょう・・・なんて想像してみましたが
そうなるには、まだまだ歴史が浅すぎるようです。

この前、出逢ったアンティ‐ク花嫁衣裳(白無垢)
かなりのアンティークでシルクの手触り感に時代を
感じました。
昔の白無垢には珍しく金糸で大胆な植物文様の松紋が
あしらわれています。
松紋の中でも、笠松といわれ松葉を笠のように見立て
枝を紐のように組み合わせて幾重にも重ねられた縁起の
良い文様です。

松は、常緑樹といわれ年中、色が変わらず普遍性が
尊われています。樹齢の長さから長生きの象徴とし
て、衣裳に限らず幅広く縁起物に使われています。
相生の松は、夫婦円満としても知られています。
まさに、縁起の良い吉祥文様!

そんな思いに包まれて白無垢を仕立ててもらうなんて
幸せになるしかないですね。
嫁がせる親の思いが沢山詰まったアンティ―ク花嫁
衣裳に出会いました・・・。

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