アンティ―ク花嫁衣裳

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美しいものは何度見ても飽きない・・・。
複雑なものは複雑に目を凝らして見張るし、
シンプルなものは逆に、一瞬にして大胆に見えてくる。。

アンティ―クな着物。。その中でも花嫁衣裳。。
大胆な絵付けと色彩は、何度見ても観察してしまいます。
衣裳に絵付けすることで思いを託したり、
厄除けや縁起担ぎ等々、こんなに細かな柄を
衣裳に託すのって日人って面白いな~と思ってしまいます。
世界的にみても民族衣装を拝見する限り
非常に珍しく興味深いものなのではないでしょうか・・・。
日本の着物が注目を浴びる意味がわかるような気がします。
なんで・・・、なんで・・・と、知りたくなることが沢山出てきます。

この度のアンティ‐ク着物は、アラビア、ギリシャ、イスラムなど
地中海らしいアラべスク調で幾何学的形式な文様。
インドやペルシャなどのコチニールの染色の色合いと
異国情緒ある文様の更紗とはまた違った色彩があります。
国が近いせいか文化が少しずつ混じりあってとても近い文様に見えます。

アンティ‐クでありながらエキゾチックな不思議な文様に
今は、ただただ観察しています。
こんな衣裳を着こなせる方ってどんな人でしょう???
楽しみです(^^)

豪華絢爛 金刺繍の色打掛

豪華絢爛/金刺繍の色打掛

前撮り当日、和装専門の藍ぞのでは
ドレスと違い衣裳選びも季節により選び方も
変わってきます。

四季に恵まれた日本では、季節感をキモノの模様で出す・・・。

ドレスや洋服は、形・デザインで表現されるのに対し
キモノは模様で表現されてるといえるのではないでしょうか。

花嫁衣裳も同様、季節感に加え縁起の良い物をからめながら
願いやお祝いの気持ちを込めたのでしょう。

それらは、どちらかといえば派手で大柄な模様が多く
色目も金銀赤紫など、パッと目を引く艶やかさがあり
遠くからでも一目で花嫁さんだと分かるほどでした。

現代は、シンプル化し黒地やシックな模様になり
柄にも季節感や縁起物を見る事もすくなくなりました。
現代のスタイリッシュな日本の花嫁といえるでしょう。

繊細な表現、意味付けた縁起物、願い・・・

その派手さは、たくさんの願いを表現した結果
あふれるぐらいの模様になった・・・。
そんな風に思っています。

その部分に着目して世界でも評価されている
日本の花嫁を手掛けていきたいと思っています。

アンティ―ク花嫁衣裳

アンティ―ク花嫁衣裳

現代では、キモノでも現代柄といいますか、
目を引くような個性的な柄をよく見るように
なりました。

ヨークシャテリアの可愛い小型犬が
裾に一匹!もちろん絵です・・・。

蔦の中にいくつものイチゴが散らばった
可愛らしいタッチの模様など・・・。

昔の人は、これらの模様に思いを込め
文様として分類されてきました。

これで言うと・・・ヨークシャテリア模様の
着物は、動物文様。
イチゴ模様は、植物文様。

・・・・になるのでしょうか?

さらに、それらが縁起の良いものとして何か意味が
あるならば、吉祥文様とされ縁起の良い日に着る
着物の文様として現代版吉祥文様(動物・植物)で
分類定着されるのでしょう・・・なんて想像してみましたが
そうなるには、まだまだ浅すぎるようです。

この前、出逢ったアンティ‐ク花嫁衣裳(白無垢)
かなりのアンティークでシルクの手触り感に時代を
感じました。
昔の白無垢には珍しく金糸で大胆な植物文様の松紋が
あしらわれています。
松紋の中でも、笠松といわれ松葉を笠のように見立て
枝を紐のように組み合わせて幾重にも重ねられた縁起の
良い文様です。

松は、常緑樹といわれ年中、色が変わらず普遍性が
尊われています。樹齢の長さから長生きの象徴とし
て、衣裳に限らず幅広く縁起物に使われています。
相生の松は、夫婦円満としても知られています。
まさに、縁起の良い吉祥文様!

そんな思いに包まれて白無垢を仕立ててもらうなんて
幸せになるしかないですね。
嫁がせる親の思いが沢山詰まったアンティ―ク花嫁
衣裳に出会いました・・・。

着物の文様と移り変わり

着物の文様と移り変わり

現在、私たちが目にする着物の形。
案外、昔々からでもありません。
江戸時代に今の着物の形が定着しました。

着物の文様も衣服の歴史に深いつながりがあります。
時代と共に変化する伝統柄。日本の四季や縁起物など
日本らしい独自の文化がうかがえます。

その中でも小袖三大文様として、慶長文様・寛文文様
元禄文様があります。
個人的に好きな文様は、慶長文様!
特徴は、絵羽模様で模様の表現が大柄。
着物全体に描かれているので絵画的です。
パッチワークのように異なる模様を組み合わせて
大きく表現されています。

ちなみに、寛文文様は、図案的で空白の部分が多く
右肩と裾に重点的に模様が描かれています。
そのため、肩裾模様ともいわれています。
元禄文様は、元禄時代に流行った文様。
文様は派手で格子、市松、輪違い、鱗つなぎという
少しジャパンチック柄と艶やかな色彩が特徴。

他にも有名なもので、高度なテクニックから「幻の染物」といわれる
辻が花文様など興味深い文様がたくさんあります。

こうして今に受け継がれていますが、現代の文様?はどのような形で
後世に伝えられていくのだろうか?

そんなことを考えながら、天気の良い日に着物の風通しを
しました。

八重桜/着物文様

八重桜/着物文様着物の文様のご紹介。
今回は、植物文様の中から日本の代表的な花である桜文様の一種
「八重桜文様」をご紹介いたします。
八重(やえ)とは文字通り、八つ重なっていることを意味しますが、
そのことから転じて、数多く重なっていることの意。
本来の「八重桜」はたくさんの花弁が重なった桜の総称ですが、
着物の文様上の定義では、花弁が五つ以上の桜を文様化したものを
「八重桜文様」と呼んでいます。
通常の桜文様よりも華やかで、豪華な雰囲気を感じさせます。
画像の振袖では黒のラメ着物生地に八重桜と他の花文様とを組み合わせ
ピンクと黒の色の対比もあいまって、華やかな花手鞠文様を形作っています。

▶画像の着物はこちら